ミニマリズムミニマリズム

ミニマリズム - 空間、光、そしてオブジェ

11月16日公開予定

2018年11月、アートサイエンス・ミュージアムはナショナル ギャラリー シンガポール共催で、東南アジア初となるミニマリズム企画展を開催します。ナショナル ギャラリー シンガポールの協力により両館をまたいで行われる本企画展では、東南アジアのミニマリズムという革新的な芸術運動の歴史や遺産が一堂に会します。展示される130点余りの作品は、大半がシンガポール初公開となる傑作です。

アートサイエンス・ミュージアムの展示会場では、ミニマリズムのルーツをたどる展示を行います。2000年以上の歴史のなかで、ミニマリズムはヒンズー教と仏教の基盤を築くとともに、今日ミニマリズムに関わる人物の多くが師と仰ぐ日本の学者が傾倒した、禅宗の教えにも影響を与えたとされています。モナ・ハトゥム(Mona Hatoum, レバノン/英国, 1952)、カルメン・ヘレラ(Carmen Herrera, キューバ・米国, 1915) 、リチャード・ロング(Richard Long, 英国, 1945)などの著名アーティストに加え、本企画展では、ミニマリズムが中国のマキシマリズムや現代の抽象芸術、観念芸術に与えた影響にも注目し、宋冬 (Song Dong, 中国, 1966)、譚平 (Tan Ping, 中国, 1960) 、チャーウェイ・ツァイ(Charwai Tsai, ベトナム/フランス/台湾, 1980) といったアジア出身のアーティストの作品も展示します。

アートサイエンス・ミュージアムの展示会場では、さらに「空(くう)」や「無」という概念に対する省察を含んだ作品も展示します。こうした概念は、ミニマリズム芸術だけでなく科学においても大きな位置を占めています。アートサイエンティストのフレドリック・ド・ワイルド(Frederik De Wilde, ベルギー, 1975)などの作品を見れば、この事実は明らかです。実験的な音声や音楽作品も、ミニマリズムの重要な要素の1つです。本企画展でも、シンガポール出身のアーティストのジェレミー・シャーマ(Jeremy Sharma, シンガポール, 1977)に委嘱した新作を、専用のサウンドルームで公開する予定です。

ナショナル ギャラリー シンガポールの展示会場では、1950年代から現在までのミニマリズム芸術が辿ってきた絵画から彫刻へ、さらにインスタレーション アートやイマーシブ アートへとつながる軌跡を振り返る展示を行います。マーク・ロスコ(Mark Rothko, 米国, 1903-1970)、ドナルド・ジャッド(Donald Judd, 米国, 1928-1994)、草間彌生(Yayoi Kusama, 日本, 1929)、シャルロッテ・ポゼネンスケ(Charlotte Posenenske, ドイツ, 1930-1985)、李禹煥(Lee Ufan, 韓国/日本, 1936)、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson, デンマーク/アイスランド, 1967)、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor, インド/英国, 1954)、艾未未(Ai Weiwei, 中国, 1957)など、70年に及ぶ歴史のなかで最も重要なアーティストの作品のほか、シンガポール出身のキム・リム(Kim Lim, 1963-1997)やタン・ダ・ウ(Tang Da Wu, 1943)らの作品を展示します。

展示期間中はどちらの会場でも、音楽、映画、ダンスなどの各種イベントが開催され、ミニマリズムが芸術の各分野に与えた影響を垣間見ることができます。

 

ナショナル ギャラリー シンガポールについて

National Gallery Singapore is a visual arts institution which oversees the largest public collection of modern art in Singapore and Southeast Asia. Situated in the heart of the Civic District, the Gallery is housed in two national monuments - City Hall and former Supreme Court that have been beautifully restored and transformed into this exciting venue. Reflecting Singapore’s unique heritage and geographical location, the Gallery features Singapore and Southeast Asian art from Singapore’s National Collection in its long-term and special exhibitions. The Gallery also works with international museums to jointly present Southeast Asian art in the global context, positioning Singapore as a regional and international hub for the visual arts.

In 2016, the Gallery won the awards for “Best Attraction Experience”, “Breakthrough Contribution to Tourism” and “Best Customer Service (Attractions)” at the prestigious Singapore Tourism Awards for its role in adding to the vibrancy of Singapore’s tourism landscape.