General Purchase Funds、2007年、オルブライト=ノックス美術館(ニューヨーク州バッファロー)収蔵
「+ and –」 by モナ・ハトゥム(1994–2004)
スチール、アルミニウム、砂、電動モーター、27 x 420 x 420 cm
展示会場中央に設置されたモナ・ハトゥムによる円形の彫刻作品は、日本の禅の庭をモチーフにしたものです。1979年から始まる初期の作品を基に、「+ and –」では創造と破壊のプロセスを機械的に表現しています。本作品には750kg以上の砂が使われており、毎分5回の速度で回転しています。繰り返される弧を描く動きと催眠作用のある音声が、存在と不在、すなわち有と無を連想させます。