シンガポールのマリーナベイ・サンズのアートサイエンス・ミュージアムは、アート、サイエンス、テクノロジー、カルチャーの交差を探求する文化施設です。2011年2月の開館以来、当ミュージアムではレオナルド・ダ・ヴィンチ、サルヴァドール・ダリ、アンディ・ウォーホル、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、M・C・エッシャーなど、世界的に有名な芸術家の大規模な展覧会を開催してきました。このほかにも最近では、ビッグデータや素粒子物理学、博物学、海洋生物学、宇宙探査などの科学的なテーマを取り上げた、非常に意義深い展示も数多く開催しています。
蓮の花をイメージしたアートサイエンス・ミュージアムの印象的な建物は、モシェ・サフディ氏による設計です。総面積は約5,000平方メートルにも及び、21の展示室があります。ミュージアムでは、ロンドンの大英博物館やサイエンス・ミュージアム、ニューヨークのアメリカ自然史博物館、ミラノのアンブロジアーナ図書館、東京の森美術館、メルボルンのオーストラリア映像博物館など、世界中の有名な博物館やギャラリーと提携し、国際的な展覧会も開催して参りました。また、アートサイエンス・ミュージアムのオリジナルの展示も企画・プロデュースし、幅広いオーディエンスを対象とした教育、イベント、アクティビティ、学習などの内容充実のプログラムを運営しています。
アートサイエンスミュージアムは、マリーナベイ・サンズが所有・運営する博物館です。
ナショナル ギャラリー シンガポールは、シンガポールおよび東南アジアで最大規模のモダンアートのコレクションを有するビジュアルアート施設です。シビック地区の中心部に位置するこのエキサイティングなギャラリーは、シティホールと旧最高裁判所という2つの歴史的建造物を改修して創設されました。シンガポールの地理的、文化的な特徴が色濃く反映されており、常設展や企画展ではシンガポール国有のシンガポールや東南アジアの芸術作品が数多く展示されています。さらに、世界各国の美術館との共同企画により、東南アジアの作品をグローバルに紹介する取り組みも行っています。これにより、シンガポールは東南アジアや国際社会におけるビジュアルアートの一大拠点となりつつあります。
シンガポールの観光産業に対するギャラリーの貢献は高く評価されており、2016年にはシンガポール観光庁より「ベストアトラクション」、「観光への顕著な貢献」、「ベストカスタマーサービス (アトラクション部門)」の各分野で「シンガポール観光大賞」を受賞しました。