シンガポールのセレブリティシェフレストラン

シェフの和久田哲也氏は、富士山にほど近い、日本の浜松市で育ちました。県内にある美しい湖で釣りをした思い出とともに、彼の食への愛は幼いころから確かなものでした。1982年、オーストラリアに向かった和久田氏が最初に見つけた仕事は、サリーヒルズにあるFishwavesでの皿洗いでした。翌年、シェフのトニー・ビルソン氏との偶然の出会いから、和久田氏はKinselaの寿司担当シェフとなりました。この経験が、のちに和久田氏の料理へのアプローチのトレードマークとなる、伝統的なフレンチの技法を学ぶ機会となります。

1989年には、自身のレストランTetsuya’sをオープン。レストランは瞬く間にシドニーで人気となり、常にWorld’s 50 Best Restaurantsにランクインし続けています。2010年、和久田氏はエキサイティングな一歩を踏み出し、マリーナベイ・サンズにWaku GhinとWakudaをオープンしました。以来、セレブリティシェフレストランであるどちらの店も、2024年 - Singapore MICHELIN Guide - One Michelin Star、2015年～2023年 - Forbes Travel Guide - Five Star Restaurant、2024年 - Listed in Tatler Dining Guideなど、数々の賞を受賞しています。

なじみのある食べ物を真新しい角度から見つめることで、エレガントで独創的なお料理に仕上がった品々をご体験ください。そして、美しいのはお料理だけではありません。受賞歴ある日本人デザイナー赤尾洋平氏がデザインし、改装された高級ダイニングスペースでは、ほんの少しの複雑さがアクセントになったシンプルな美しさに、特別な美食の旅を約束するような自然のディティールがシームレスに溶け込んでいます。ぜひお試しいただきたいシグネチャーメニューは「イクラとウニ丼」と和牛をご飯の上にのせた「WG焼肉丼」です。特別な日には、シェフズテーブルメニューのおまかせコースをご満喫ください。

Waku Ghin by Tetsuya Wakudaはザ・ショップスの2階-03にあります。

ウルフギャング・パック氏が料理に対する喜びや情熱を持ち始めたのは幼少期のことでした。オーストリアで育ったパック氏は、ペイストリーシェフであった母から料理について学びました。その後、生まれ持った食の才能とともにフランスに渡り、モナコのHotel de Parisやプロバンスのミシュラン3つ星レストランL’Oustau de Baumanièreなど、名高いレストランでシェフを務めました。

1982年、パック氏はウエストハリウッドに最初のレストランSpagoをオープン。素晴らしい食べ物や飲み物を作り上げる腕前を上げる以外にも、どんな小さなディティールにもこだわった雰囲気やサービスの質を高めることにも注力しました。現在シンガポールにあるSpago Dining Roomでは、ビバリーヒルズの1号店で見られる魅力を忠実に再現しています。マリーナベイ・サンズにはSpago Bar & LoungeとCUTもあり、パック氏が手掛けた豪華なダイニングが3店あります。

ステーキがお好きな方やこだわりをお持ちの方も、CUTの豊富なメニューにご満足いただけるはずです。日本産和牛、USDAプライムや、アメリカ産和牛、オーストラリア産グレインフェッドビーフなど、セレブリティシェフレストランのCUTなら、お探しの一品がきっと見つかります。CUTでは1週間お仕事を頑張った皆様のために、スペシャルな3品コースのメニュー「Late CUTs」をご用意しており、夜遅い時間帯にご利用いただけます(金、土 午後10時～午後11時)。「メリーランド産のアオガニを使ったケーキ」、「USDAプライムサーロインステーキ」、「温かなバタースコッチ・アップルクランブル」など、人気のメニューからお好きなお料理をお選びください。

CUT by Wolfgang Puckはザ・ショップスのB1階-71にあります。

「チキンラクサ風春巻」や「メバチマグロのタルタルコーン」など、カクテルと相性抜群の前菜を数多くご用意しています。集まるのに最適なシンガポールのスポットで、シグネチャーカクテルの「ガーデン・オブ・エデン」を味わって1週間を締めくくりましょう。穏やかな楽園へと導いてくれるような風味が見事に調和した爽やかなカクテルです。ほかにも、タンカレージン、シャンパン、赤しそ梅酒、ライムを合わせた「ラフ・ラブ」はぜひお試しいただきたい一品です。甘味と酸味が組み合わされた唯一無二のカクテルです。

Spago Bar & Loungeは、ホテルタワー2の57階(サンズ・スカイパーク)にあります。

シンガポールを代表するセレブリティシェフレストランとして名高いSpagoは、2017年～2023年 - Forbes Travel Guide Four-Star Restaurantや2024年 - Well-executed Dishes – Tatler Dining Guideなど、その卓越した料理で数々の賞を受賞しています。「銀ダラの味噌とはちみつ焼き」と「キンロス・ステーションのダブルラムチョップ」はぜひお試しいただきたいシグネチャーメニューです。お腹に余裕があれば、「トラディショナル・カイザーシュマーレン」でルーフトップダイニング体験を甘く締めくくりましょう。豊富な品揃えのリストの中から選んだワイン数杯とペアリングして召し上がると、忘れられない美食のご馳走となることでしょう。

Spago Dining Roomは、ホテルタワー2の57階(サンズ・スカイパーク)にあります。

エキセントリックで、奔放で、素晴らしい。そんなゴードン・ラムゼイ氏は、世界で最もよく名の知られている、そして尊敬されているシェフの一人です。世界最高クラスのレストランからテレビ番組にいたるまで、ラムゼイ氏の人気は彼の献身的な取り組みとユニークなパーソナリティの証であり、業界全体に影響をおよぼしています。

サッカー選手になることを夢見ていた彼ですが、膝の故障を機に人生プランを変えることになりました。新たな情熱を見つけたラムゼイ氏は、アルバート・ルー氏やマルコ・ピア・ホワイト氏、ギー・サヴォワ氏など、世界的に知られるシェフや食の専門家に師事することから料理のキャリアをスタートさせました。フランスへ渡ったラムゼイ氏は料理の腕をさらに磨き、1993年、料理長を務めることになったAubergineの新オープンに合わせて、ロンドンに戻りました。3年後、レストランはミシュランの星を2つ獲得しました。

「ヘルズ・キッチン」や「キッチン・ナイトメア」などの有名なテレビ番組に出演する傍ら、ラムゼイ氏はアメリカ合衆国、フランス、中国、カタール、そしてもちろんシンガポールなど、世界中に数あるレストランのオーナーも務めています。

ご期待のとおり、「イングリッシュ・ブレックファースト」、「エッグベネディクト」からシグネチャーメニューの「ビーフ・ウェリントン」にいたるまで、たくさんの伝統的なイギリス料理を取り揃えています。もちろん、トラディショナルな「フィッシュアンドチップス」もご用意しています。マリーナ湾のウォーターフロントの眺めは、Bread Street Kitchenのセットランチメニューを楽しみながらのブランチに最適です。テレビで見たあのお料理を味わうこともできます。「和牛フランクステーキ」はきつね色のポテトを添え、香り高い赤ワインのソースをかけた一品です。滑らかな口当たりのクロテッドクリーム・アイスクリームがついた絶品「スティッキー・トフィー・プディング」でお食事を締めくくりましょう。週末のダイニング体験を満喫なさりたい方には、Bread Street Kitchenの代表的なサンデーランチがおすすめです。セレブリティレストランの中でもシンガポール最高級のサンデーローストを体験できます。

Bread Street Kitchenはザ・ショップスの1階-81にあります。

飲食を愛するたくさんの人々にとって、フランス料理とその調理技法は長い間、最高の美食とはどのようなものかを測る基準となってきました。この料理スタイルの第一人者として知られるのがダニエル・ブールー氏です。多くの素晴らしいシェフたちと同じように、彼の食への愛は幼少期から育まれたものでした。ブールー氏はリヨンの農場で育ち、祖母がキッチンで家族のために料理する様子をたびたび眺めていました。

プロとしての料理のキャリアは、ジェラール・ナンドロン氏、ジョルジュ・ブラン氏、ロジェ・ヴェルジェ氏など、ミシュランの星を獲得した名だたるフレンチシェフたちに弟子入りすることから始まりました。4年間コペンハーゲンのさまざまな高級ホテルやレストランで修業した後、1982年、ブールー氏はニューヨークに渡ります。ここで彼の才能が開花し、彼のビジネスは急成長していくことになります。ミシュラン3つ星を持つフラッグシップ店DANIELでも、世界中に展開している彼のレストランでも、ブールー氏はフランスの伝統に根差した心のこもった料理に、現代的な魅力を加えたメニューを提供しています。

絶品の「ポークシューファルシ」やジューシーなブラックアンガスのパティが自慢の「ヤンキー・バーガー」など、一皿一皿丹精込めて作られたお料理をご堪能ください。ご同僚とのカジュアルなランチをご計画でも、大切な方との親密なディナーをご希望でも、このセレブリティシェフレストランは各種幅広いメニューをご用意しており、どんな方にも満足していただけるはずです。2品コースのエグゼクティブセットランチ(月～金、正午～午後2時30分)は、「ロブスター・ロール」や季節の新鮮な牡蠣などからお選びいただける、おすすめのメニューです。シンガポールトップレベルのハンバーガーをはじめとする、食欲をそそるお料理をお楽しみください。

Maison Bouludはザ・ショップスのB1階-15と1階-83にあります。