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Frida Forever
極めて強い影響力をもつ20世紀の画家の一人、身体障害をもち、政治活動をする混血女性としてのフリーダ・カーロのアイデンティティは、現代社会において、多くの人々の間でさまざまな形で共感を呼んでいます。先駆的な画家として、カーロは社会規範に抵抗し、アイデンティティ、ジェンダー、政治というテーマを生真面目に厳しく模索していました。しばしば超現実的であることも多い鮮やかな色彩の作品を通して、フリーダは、自らの個人的な葛藤を掘り下げ、痛みと逆境に立ち向かう力を等しく描いています。障害のある身体、厳しい期待、当時の美の基準を取り入れ、メキシコ人としての立場を力強く色彩豊かに表明することを通して、フリーダは入念な自画像の制作に誇りをもって取り組みました。死後70年、フリーダの生涯と作品の影響が絶えることはありません。
5月4日から9月1日まで開催される「Frida Forever」では、心に強く訴えて残る、逆境に立ち向かう力と革命の画を描いたフリーダ・カーロの魅力的な生涯に迫ります。
連帯する瞬間を分かち合い、私たち一人ひとりの中にあるフリーダの片鱗を見つけましょう。