日~木: 午前10時~午後7時
(最終入館時間は午後6時)
金~土: 午前10時~午後9時
(最終入館時間は午後8時15分)
展示
著しい海面上昇のために、浮島型の水上都市が出現します。この水上都市は海に注目した科学的革新の国際拠点としての役割を果たしていますが、同時に、気候変動の影響を受けたコミュニティが集まる場でもあります。
このエキシビションは、初のアートサイエンティスト・イン・レジデンスである原田セザール実氏がレジデンス期間中に行った研究開発プロセスの集大成です。浮島型水上都市の未来予想図である「International Ocean Station」という大がかりなインスタレーションを主体とするこのエキシビションでは、原田氏が実物大で具現化した先駆的でサステナブルな技術発明を展示します。「Cesar Jung-Harada: An Ocean City Imagined」で展示されるのは、未来の水上都市に電力を供給するであろうクリーンエネルギー発電装置「Ocean Solar Hydrogen」と、水上コミュニティのための独創的な輸送手段「Ocean Train」です。
デザイナーであり、環境問題専門家であり、シンガポール工科大学准教授でもある原田セザール実氏は、スペキュラティブデザインの手法を用い、それを科学的研究により具体化した、再生可能でサステナブルな気候危機のソリューションを提案しています。原田氏は、地表の70%を占める海は、生命を与える力であり、生態学的にバランスの取れた回復力のある未来への鍵だと考えます。
「Cesar Jung-Harada: An Ocean City Imagined」は、2023~2024年のアートサイエンス・レジデンシーの一環として、アートサイエンス・ミュージアムがキューレーションを行っています。
原田セザール実氏および同氏のアートサイエンス・レジデンシーについての詳細は、こちらをご覧ください。