講演会・ギャラリートーク
『Radical Curiosity: Curators in Dialogue』(ローザ・ペラ、 ホセ・ルイス・デ・ビセンテ)
ローザ・ペラとホセ・ルイス・デ・ビセンテ(『Radical Curiosity: In the Orbit of Buckminster Fuller』ゲストキュレーター)によるこの就任記念レクチャーでは、20世紀を通して先見の明を持つ研究者として活動し、21世紀の重大な危機を予見した、ひとつの肩書きの中には収まりきれないバックミンスター・フラーの世界を辿ります。
この展示会の製作、バックミンスター・フラーのアイデアの包括的関連性、彼の存在が現在、そして現代の将来ビジョンに与え続けている影響ぶりについて、詳しい対話をお聞きください。
登壇者について
ローザ・ペラ
インディペンデント・キュレーター、リサーチャー。専門は、コミュニティアクションによる変化のオペレーティングシステムとしてのデザインの力と、科学、建築、現代美術といった分野との関係。
スペインはジローナのBòlit Contemporary Art Centerで初代ディレクターを務め、これまでにバルセロナのLa Virreina Center of theImageでの「On The Table Ai Weiwei」、Design Hubでの「Out of Place」、セビリアのAndalusian Center of Contemporary Artでの「Portable Culture」などでキュレーションを手がけてきたほか、UCLG-United Cities Global Governmentsとユネスコが主催し、2018年、2019年に韓国の済州島で開催されたグローバルユース・カルチャーフォーラムではゼネラルキュレーターを担当。現在はバルセロナのデザインカレッジで教鞭を取っている。
ホセ・ルイス・デ・ビセンテ
研究テーマは、新たな社会的・政治的シナリオを探求するアーティファクト、オブジェクト、ナラティブを通じて起こる社会的・技術的イノベーションが現在、そして将来的に及ぼす影響。専門分野にとらわれないプロジェクトを手がけ、アーティスト、デザイナー、建築家、技術者、科学者、活動家、コミュニティ間のコラボレーションや対話の機会を生み出している。
バルセロナで開催されるソナーフェスティバルでのデジタルカルチャー・テクノロジー会議、Sónar +Dのキュレーター。クリティカルテクノロジーとデジタルアドベンチャーをテーマにしたマドリードの新しいフェスティバル、Tentacularの共同創設者・ディレクター。バルセロナの光の祭典、LlumBCNのプログラミングチームメンバー。
「Big Bang Data」「After the End of the World」(共にバルセロナ現代文化センター)、「Atmospheric Memory」(マンチェスター・インターナショナルフェスティバル)、「Máquinas y Almas」(ソフィア王妃芸術センター)などでキュレーションを手がけてきたほか、「Playtime: Game Mithologies」(Maison D’Ailleurs、スイス)など、キュレーターとして国内外で数々の展示会を手がけてきたほか、カタルーニャのInstitute of Advanced Architecture of Catalunya(IaaC)で教鞭を取っている。