スペシャルイベント
Scores for Caregiving
Scores for Caregivingは、アレックス・ネオが現在行っている研究Care Indexの一環です。
*Between Earth and Skyは、ムーブメントアーティストの シャルダ・ハリソン、アジュンサ・アンワリ、およびシンガポールの介護者グループが共同で設立したプロジェクトです。
I. ワークショップ
2月26日 | 午後2時~午後4時30分
お席には限りがございます。あらかじめご了承ください。先着順に登録いただけます。
『介護の重みとはどのようなものか? 私たちは誰の重みに耐えているのか? 重みは分かち合えるのか?』
Between Earth and Skyは、介護の仕事に固有の身体的動作を個人的に演出された体の動きの形に結び付ける活動を、精神疾患を持つ人のための介護者コミュニティの運動と視点と連携して行っています。このプロジェクトの介護者は、家族の介護の主要な担い手となっている人たちです。それぞれの介護者は、介護の重みに耐えるため、自分の生活を大きく変えなければなりませんでした。
参加者はこのワークショップで、それぞれの介護者の自らの体験について話を聞き、各介護者が振り付けた体の動きを学ぶことで、介護労働の複雑さの本質を見抜くことができるようになります。それぞれの参加者は、創造性の刺激を促すプロンプト(刺激となる言葉)を通じて、関与している介護における自分の役割と関係性を整理するよう促されます。
ワークショップ参加者のための注意事項:動きやすい服装でご参加ください。参加者は、ワークショップが始まる前に、『Between Earth and Sky』 を紹介している『MENTAL:Colours of Wellbeing』展を是非ご覧ください。
ii. 参加型インスタレーション
2月26日 | 午後5時~6時
入場無料
『私にとっての介護とは? 私が毎日行っている介護における身体的動きはどのようなものか?』
人の皮膚を模したパッチワークを特徴とするファブリックのインスタレーションの中に足を踏み入れてください。インスタレーションの中では、介護のストーリーや介護における身体の動きが共有される様子を見たり、自分で一緒にやってみたりすることができます。サウンドアーティストのクラレンス・チャンが、あなたが共有する様子とあなたの動きに合わせてライブサウンドと音楽を演奏します。
参加者を導くプロンプトのテキストはサイトでご覧いただくことができます。
ワークショップの共同ファシリテーターと協力アーティスト
Alecia Neo(アレシア・ネオ)
アレシア・ネオは、個人とコミュニティとのコラボレーションに取り組む長期プロジェクトを開発するアーティストであり文化人です。彼女のソーシャリーエンゲージドプラクティスは、主に革新的なホスピタリティと介護労働の方法に向き合う写真と動画および参加型アートワークを使って展開されています。
Alvyna Han(アルビナ・ハン)
アルビナは病気から回復途上の患者であり、自分自身の介護者でもあります。彼女は自分を熱心な学習者とみており、現在はCaregivers Alliance Limited(CAL)でCaregivers-to-Caregivers Training Programme(介護者による介護者トレーニングプログラム)のプログラムマネージャーを務めています。
Carol Ee(キャロル・イー)
キャロルは2児の母親であり、フルタイムで働いています。彼女は子供の介護者でもあり、Caregivers Alliance Limited(CAL)のボランティアも務めています。
Frank M(フランク・M)
フランクは、Caregivers Alliance Limited(CAL)のスタッフで、メンタルヘルスの問題や認知症を抱える愛する人の介護を行っている人とつながろうと手を差し伸べています。
Nur Hidayah(ナー・ヒダヤ)
結婚してから2年になるヒダヤは、実家の家族の生活を支える大黒柱であり、結婚後の生活を上手く乗り切るための方法をまだ学んでいる最中です。彼女の兄弟の補助的介護者として、母親の娘として、妻として、結婚相手の親の義理の娘として、役割を果たしています。彼女は、執筆とストーリーテリングへの情熱を形あるものにしようと努力しており、自分自身を売れない作家だと考えています。
Clarence Chung(クラレンス・チャン)
クラレンスは、アート体験、映画、パフォーマンスに使用する音楽のデザイナー兼作曲家です。
すべてのプロジェクトにおける彼の目標は、知覚できない感情の多様性と、ほんの一瞬で変化する人間としての経験を引き出すことです。
MENTALのクロージングプログラム(2月18~26日)について
『MENTAL: Colours of Wellbeing』展の終了が近づいています。ご一緒にケアの概念を探求し、修復と治癒のさまざまな方法を検討し、他の方法ではあまり経験していない方法で共感とは何かを学びましょう。
MENTALのクロージングプログラムのラインナップには、Scores for Caregivingワークショップ、アーティストのアレシア・ネオによる参加型インスタレーション、ライター兼編集者の『クララ・チョウ』による創作ライティングワークショップDying to Write、カット・アグレス (シンガポール国立大学(NSU)YST音楽院のCentre for Music and Health設立ディレクター)によるEmbracing Music for a Healthier Future、およびソーシャル企業Happiness Initiativeによる会話型カードゲームLet's Unpack Thisなどがあります。
『MENTAL: Colours of Wellbeing』はメンタルヘルスとウェルビーイングに関するさまざまな見方を伝えています。これは社会的なバイアスとステレオタイプに対峙するエキシビションであり、あなたの好奇心を刺激し、自分自身と他者とのつながりの大切さに気付かせてくれます。