マリーナベイ・サンズでは、最先端の技術を取り入れ、最大限にリサイクルを行い、貴重な資源を転換することで、廃棄物の削減に取り組んでいます。

あらゆる工程を一から見直し、不必要な材料や梱包を削減し、再利用やサステナブルな代替素材への置き換えを進めるなど、常に改善を続けています。

廃棄物の管理

原材料の選定から廃棄に至るまで、廃棄物の発生量を最小限にするための総合的な取り組みを行っています。

 

食品廃棄物と削減対策

人、プロセス、技術に焦点を当てた3方面からのアプローチを採用し、食品廃棄物の削減に取り組んでいます。

 

使い捨て製品の削減

E3Rグローバル戦略(削減、再利用、代替素材への置き換え)に沿って、廃棄物を削減し、資源を最大限に活用するよう努めています。

廃棄物の管理

Woman using recycling bin

リゾート全体で、廃棄物の収集、追跡、転換を管理する包括的プログラムを実施しています。敷地内には、廃棄物の分別を促進するために、専用の多分別リサイクルボックスが設置されています。紙、段ボール、金属、園芸廃棄物、電子廃棄物などを含む様々な廃棄物をリサイクルしています。毎年30万kg以上の木材と10万kg以上のガラスをリサイクルしています。

意欲的なリサイクル目標のもと、スマートテクノロジーを活用して廃棄物収集データの測定と追跡を行い、廃棄物の発生傾向を効率的に把握し、リサイクル率向上のための的確な戦略を実施しています。

食品廃棄物と削減対策

Food bank and Marina Bay Sands

食品廃棄物の100%削減を目指し、マリーナベイ・サンズでは、最先端の食品廃棄物処理技術を3種類導入しています。その中には、好気性消化装置やWasteMasterなどが含まれており、これらの技術により、1日あたり約10,000kgの食品廃棄物を処理することが可能です。

食品廃棄物削減と社会的に弱い立場にあるコミュニティの支援という当社のミッションをマッチさせ、フードバンク・シンガポールと緊密に連携し、廃棄される安全な食品を、支援を必要としている方々に届けています。2026年以降、エキスポ&コンベンションセンターのクライアントと協力し、フードバンクの370以上の支援団体ネットワークに、35,000kg以上の食品を寄付してきました。

使い捨て製品の削減

Hotel items made from recycled materials

E3Rグローバル戦略(削減、再利用、代替素材への置き換え)に沿って、不必要な材料や梱包の削減に努めています。マリーナベイ・サンズでは、アメニティのプラスチックの二次包装を止め、質の高い竹やコットンなどの天然材料を使用した製品への置き換えを行っています。

当ホテルのキッチンでは、段階的にラップの使用を廃止する取り組みを進めています。また、館内各所に設置された傘乾燥機により、使い捨てのビニール傘袋の使用を不要にしています。エキスポ & コンベンションセンターでは、100台以上の浄水器を設置し、イベントでのボトルの廃棄量と廃棄フットプリントを削減しています。

2016年以降、マリーナベイ・サンズでは、定期的に取引のある飲食関連業者との間で、複数色の再利用可能なプラスチック製バスケットを使用することで、配送時に必要な段ボールや発泡スチロールの使用量を削減しています。この取り組みにより、年間最大32,000kgの潜在的な廃棄物を回避することが可能となりました。