責任あるダイニング

調達について熟慮を重ねることで、お客様と食品の原産地とのつながりが生まれ、食事体験がより深いものになります。マリーナベイ・サンズでは、地域で採れた非常に新鮮でサステナブルな生産物をお客様にお届けしています。

責任ある魚介類の調達

2015年以来、マリーナベイ・サンズはシンガポール世界自然保護基金(WWF)と緊密に連携し、責任ある魚介類の調達を実施し、地域の養殖場のサステナビリティ向上に投資を続けています。

 

植物由来の製品選定

また、従来の料理に野菜や代替たんぱく質をうまく取り入れた幅広い選択肢を用意し、環境フットプリントの削減に努めています。

 

地元や地域からの調達

アジア最高峰の味を「農場から食卓へ」届けます。

責任ある魚介類の調達

Responsibly Sourced Seafood

世界の魚介類資源の90%以上が乱獲されているという状況で、漁業管理は海洋の衰退を防ぐために不可欠です。2017年から2023年にかけて、マリーナベイ・サンズはシンガポール世界自然保護基金(WWF)と緊密に連携し、魚介類のサプライチェーンの改革と海洋生態系の保護に取り組みました。

マリーナベイ・サンズでは、マレーシアとシンガポールの9つの養殖場と1つの漁業者に資金援助を行い、高度にサステナブルな漁業への移行を促しコミュニティを支援しています。養殖場には、餌のやり方、土地と水の利用、廃棄物と汚染の最小化についてベストプラクティスの指導が行われました。これらの養殖場は、このパートナーシップを通じて、現在までに280万kgを超える責任ある魚介類を生産しています。マリーナベイ・サンズは引き続きWWFと密に連携し、生態系の生物多様性を保護していきます。

植物由来の製品選定

Plant-based food at Marina Bay Sands Restaurants

マリーナベイ・サンズでは、従来の料理に、本物の肉の味、食感、香りを模した代替たんぱく質をうまく取り入れています。美味しい大豆ベースのバーガーやマッシュルームベースのアジア料理のアレンジなど、一口ひと口に革新的な工夫がされています。また、社員食堂でも植物由来の多様なメニューを提供し、従業員に幅広い選択肢を用意しています。

施設内のレストランでは、これに加えて美味しい植物由来の料理や、工夫を凝らしたベジタリアンメニューが提供されています。

地元や地域からの調達

Responsibly Sourced Seafood

東南アジアは、世界の美食へと繋がる玄関口です。多くのマリーナベイ・サンズのレストランでは、地元や地域で採れた農産物を使い、お客様に地域で最高の食材をお届けしています。寒冷な気候のキャメロンハイランドで収穫した甘いイチゴや、シンガポール郊外で育てられた新鮮なマイクログリーンなどを使用しています。

RISE Restaurantは、シンガポール食品庁が主催する2024年のFarm-to-Table Recognition Programme(FTTRP)で、最高ランクを獲得しました。

また、サンズ エキスポ & コンベンションセンターには、2つのハーブガーデンがあります。月に10kg近く収穫されるハーブは、イベントのメニューに取り入れられ、お客様に新鮮で美味しいハーブを楽しんでいただくと同時に、輸送時の二酸化炭素排出量の削減にも貢献しています。

サステナブルな調達

マリーナベイ・サンズでは、高い環境基準を満たし、廃棄物を抑えた素材や製品を優先的に採用することで、サプライチェーン全体での取り組みと価値を推進しています。

LED照明

消費電力を抑えながら、質の高い照明を提供します。

 

洗浄化学薬品

安全で効果が高く、環境に対して責任のある、認定済みの洗浄製品を調達しています。

 

紙製品

森を守りながら、環境への負荷を抑えます。

 

廃棄物から新たな価値を創出

廃棄材を価値ある製品に再利用するため、パートナーシップを強化しています。

LED照明

Responsibly Sourced Seafood

マリーナベイ・サンズは消費電力削減のため、施設全体でほぼ100%をエネルギー効率の高いLED照明に切り替えています。LED電球は1個あたりの消費電力が最大75%少なく、従来の照明よりも寿命が長くなります。

洗浄化学薬品

Responsibly Sourced Seafood

マリーナベイ・サンズは認定済みの洗浄化学薬品を使うことで、清潔で安全な環境を保ちながら、環境目標の達成にも取り組んでいます。これらの製品は濃縮タイプの大容量パッケージで提供されているため、化学薬品の使用量を最小限に抑え、プラスチック包装の削減にも繋がっています。

紙製品

Responsibly Sourced Seafood

メモ帳、紙コップ、ナプキン、衛生用品にはすべて、FSC(森林管理協議会)認定紙が使用されています。つまり、これらの製品は、責任ある森林管理のもとで調達された木材を使用しており、生物多様性や生態系の保護、地域社会・労働者の権利にも配慮されています

廃棄物から新たな価値を創出

Responsibly Sourced Seafood

マリーナベイ・サンズでは、廃棄物に再び命を吹き込んでいます。今後も最先端の職人と協力し、斬新な循環型材料を使い、リサイクルされた割りばしを使ったメニューキューブやワインボトルのコルクから作ったテーブル番号、現地の木材から作られた理念交換プレートなど、新しい製品を開発していきます。  

ホテルの客室では、まだ使える使用済みの固形石鹸を回収し、「Clean the World」に寄付しています。回収された石鹸は、新たな石鹸にリサイクルされ、衛生状態に関連する病気のリスクが高いコミュニティで利用されます。マリーナベイ・サンズでは年間で最大3,500kgの石鹸を寄付しています。 

また、毎日キッチンで出る使用済みの調理油を回収し、世界中の航空機に使用される持続可能な航空燃料に活用しています。回収される調理油は、年間で約100,000リットルに及びます。