シンガポールとお茶には切っても切りはなせない関係があります。それもそのはず、シンガポールにはイギリス植民地時代の歴史と、中国人およびインド人の移民を持つ国。つまり、世界三大茶文化をあわせ持つ国なのです。伝統的なイギリスの紅茶から地元のジンジャーティー、洗練された中国茶会まで、シンガポールはお茶好きにはたまらない国です。

シンガポールのホテルやカフェでますます人気のアフタヌーンティー。屋内でゆったり寛ぐ午後をお望みなら、伝統的なティーセットからオリジナルハイティーまで、Renku Bar & Loungeのバラエティ豊かなアフタヌーンティーのセレクションをチェックしてください。

本格的 中国茶房 を体験するのも、シンガポールでアジアの伝統を満喫する絶好の方法です。数多くの茶房で、ティーバッグでは味わえない上質のお茶と、中国茶の豊かな文化と歴史について学べるワークショップを提供しています。お茶は中国文化の重要な役割を担っており、結婚式では新郎新婦が互いの両親に尊敬の念をこめてお茶をいれる、「敬茶」という伝統があります。
シンガポールならではのお茶なら、テーをどうぞ。中でも、テータリクがおすすめです。タリクはマレー語で「引く」という意味。お茶を素早く(とてもドラマティックに)カップからカップへと注ぎ、急速に冷まして表面に泡を立てることから名付けられました。

スパイス入りのインドのお茶 マサラチャイは見逃せません。スパイスと一緒に濃く淹れたお茶にミルクと砂糖をたっぷり入れたマサラチャイは、 シンガポールのほとんどのインド料理レストラン でお召し上がりいただけます。午後のサモサと一緒に味わうのがおすすめです。
素早く冷たい飲み物を、という方はバブルティーをどうぞ。ミルクと「バブル」と呼ばれるモチモチのタピオカの玉が入ったフレーバーティーです。バブルティーの店はショッピングモールで簡単に見つかり、シンガポールの見どころを巡る蒸し暑い午後、甘くて冷たい味わいでリフレッシュできます。