ナシビリヤニナシビリヤニ

インド料理ガイド

シンガポールが英国植民地になった直後、インド人が移住してきたことから根付いたシンガポールのインド料理には、長く豊かな歴史があります。インド各地の郷土料理はシンガポール全土で簡単に見つけることができ、シンガポール文化に影響を受けた様々なインド料理も味わうことができます。
インド料理ガイド、グルメガイド、マリーナベイ・サンズ

シンガポールに最初に移民したのは南インドの人々でしたので、南インド料理は、食の楽園シンガポールで絶大な人気があります。純ベジタリアンレストランには通常、「ティフィン」と総称される南インド料理があり、朝食やティータイムに楽しまれています。おいしいクレープのような ドサイ、せんべいのような イディリ、温かいパンのような プーリ、レンティル豆ベースの生地を使った ヴァダイなどと一緒にいただくのが一般的です。

これらのお料理には様々な調理法と種類があるので、食べ飽きることはないはず。ピリ辛がお好きなら、このような本格的インド料理だけではなく、一緒に添えられる スパイシーな副菜も見逃せません!

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南インド料理レストランでは、お料理は 通常ターリというセットで提供されます。大きなステンレススチールのプレートの真ん中にライスを盛り、まわりに様々な種類のカレー、野菜、副菜、デザートが入った小さな容器が並ぶものです。ラサムというコショウが効いたタマリンドベースのスープを、お食事の最後の方にライスと一緒に食べ、ライスを添えたプレーンヨーグルトが続きます。

南インドの料理は、スパイシーな肉や魚をライスや野菜と一緒に(バナナの葉の上に載せて)食べるものもあり、チェティナドゥ料理(スパイシーでコショウが効いた有名なチキンカレー)、ハイデラバード風 ビリアニ(香豊かなチキンとライスを蒸した料理)など、その他の地方の郷土料理もあります。

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シンガポールでは、北インド料理も人気があります。タンドリーチキン、魚、大エビのタンドーリはもちろん定番メニューで、バターチキン、パニエ(漉しチーズ)のグリルまたはカレー、レンティル豆のお料理(ダールと総称される)なども人気メニューとなっています。美味しそうでしょう?  Punjab Grill は、皆様をインド パンジャブ地方への美食の旅へといざないます。

ナンなどのパンは、タンドール(個性的でスモーキーな風味に仕上げる大きな粘土製の壷窯型オーブン)で焼き上げています。軽食なら、 チャートがおすすめ。甘くてスパイシーな料理で、通常ティータイムにコクと甘さのあるマサラティーと一緒に食べます。 

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インド料理のフルコースはちょっとというときには、デザートをどうぞ。幅広い種類のスイーツからお好きなものを選んで、テイクアウトしましょう。多くのインド料理レストランでは、スイーツを販売するカウンターがあり、 バルフィー 、 ハルワ(どちらも四角いファッジのように見えるもの)、 ラドゥ(ひよこ豆粉と小麦粉でできた丸く甘いスナック)などをお買い求めいただけます。

 グラブ ジャムン(牛乳の生地を油で揚げて大甘のシロップに浸けたもの)や、サフランを加えたスパイシーなケサリもおすすめです。ただし、これらのスイーツはかなりの甘党の方向きで、甘党の方でも、水または無糖のお茶と一緒に召しあがることをおすすめします。

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シンガポール風インド料理は、通常インドとマレーの味が組み合わされています。ナシビリヤニ(ナシとはマレー語で米の意味)はその例で、おいしいごはんとカレー風味のチキン、マトン、または魚に、パパダムやシンガポール風サラダ(キュウリかパイナップルにタマネギ、ライムのしぼり汁、酢、塩を和えたもの、またはスパイシーなキュウリのピクルス、人参、胡麻を合わせたノニャアカー)を添えたものです。

魚の頭のカレーは、フュージョン料理のもうひとつの例です。この定番メニューは、中国風、インド風、プラナカン風があり、ベジタリアンでないインド料理レストランにあります。 暑い日には、すぐにリフレッシュさせてくれる、インド風アイスクリーム の クルフィが最高です。