シンガポール基本の旅行情報

北緯1度に位置し、ほぼ赤道直下の国であるシンガポールは、年間を通して大きな変化のない、熱帯気候の国です。雨季は10月から1月ですが、雨は年間を通して降り、スコールに見舞われることもよくあります。そのため、携帯傘は、突然の雨でもぬれずに済む便利なグッズです。 シンガポールの大気汚染は、インドネシアの森林火災による煙霧のため、6月から10月にかけて有害なレベルに達することがあります。煙霧に関する最新情報は、国家環境省のウェブサイトで確認することができます。すでに旅行を予約済みの場合は、煙霧を避けるため、屋内の観光スポットを探したほうがよいでしょう。シンガポールの日中の気温は29℃から33℃くらい、夜間は22℃～24℃くらいです。

高温多湿のシンガポールでは、皆、カジュアルで楽な服装です。薄手の楽な服装をしていれば、どこに行ってもたいてい快適に過ごすことができます。ただし、ショッピングモールや映画館、公共交通機関の中はエアコンが効いていてかなり寒いため、薄手のセーターやショールがあるとよいでしょう。 カジュアルな服装で入れるところがほとんどですが、レストランやクラブの中には、きちんとした靴を指定しているところや、ノースリーブ不可のところもあります。また、少数ですが、ジャケットやドレスなどの服装を指定するところもあります。宗教的な場所では、肌の露出の少ないきちんとした服装がベストで、中に入る時は必ず靴を脱ぎ、帽子を取りましょう。

シンガポールの公共交通機関は、楽で、安くて、安全で、時間通りに運行しています。利用する時は、チャージ可能なプリペイド式カードのRFID EZリンクかネッツ・フラッシュ・ペイ・カードを購入しましょう。これらのカードは、路線バスとマス・ラピッド・トランジット（MRT）で使用することができます。インターネットへのアクセスも、シンガポールでは快適です。旅行者は、無料のWireless@SGアカウントに登録することができ、ショッピングモールや公共スペースなどで、公共のWiFiスポットを利用することができます。 シンガポールは安全な国で、水道水も飲むことができます。ただし、デング熱がシンガポール国内で流行しているため、森林エリアでのハイキングやウォーキングなどを計画している場合は、特に蚊よけをしっかりと塗るようにしましょう。脱水にならないよう水分補給も忘れずに。美味しいローカルドリンクを飲んで、暑さを吹き飛ばしましょう！

シンガポール滞在中に何かトラブルに遭遇した場合は、有能な地元の警察が助けてくれます。警察の緊急通報用電話番号は999で、救急車は995にかけるとつながります。この他にも、交番にあたるネイバーフッド・ポリス・ポストがあり、勤務中の警察官が対応してくれます。 シンガポールの医療水準は、民間も公共もどちらも非常に高いので、近隣地域を旅行する予定があるなら、出発前にシンガポールで予防接種を受けるとよいでしょう。海外旅行の場合心に留めておいてほしいことは、観光客として事故や応急処置の治療を受けるのにはとても費用がかかることでしょう。これはシンガポールだけでなく世界中どこにも言えるケースですが、海外旅行に行く前に総合的な海外旅行健康保険に加入していることを必ずご確認ください。