マリーナベイ・サンズがアート一色に

先日、マリーナベイ・サンズで初のアートフェア「ART SG」が開催され、統合型リゾートがアート一色に染まりました。

 

マリーナベイ・サンズの「Where Art Takes Shape」

 

42,000名超1が来場する東南アジア史上最大のアートフェア「ART SG」が、2023年1月12日にサンズ エキスポ & コンベンションセンターで待望のシンガポール初開催を迎えました。

4日間にわたるこのエキシビションは、シンガポールの多様で活気あふれるアートコミュニティを称える毎年恒例のSingapore Art Weekの期間中に開催されました。Singapore Art Weekでは、30か国から世界を代表する164のギャラリーが参加し、デジタルアートやブロックチェーンアート、絵画、彫刻など、さまざまなアート作品が紹介されました。

 

サンズ エキスポ & コンベンションセンターでの「ART SG」のエキシビション

 

シンガポールは、有名イベントのアジア開催において優れた実績があることから、「ART SG」の開催地に選ばれました。国内ランドマークの1つであるマリーナベイ・サンズは、建築プロセスにアートを取り入れていることから、この展示会の開催場所として理想的なロケーションとなりました。

サンズ エキスポ & コンベンションセンターの2フロアで開催される「ART SG」では、6つの異なるセクターで構成され、それぞれが異なるアーティスト層による多様な芸術的解釈を紹介しました。7つ目のセクター(映画)では、アジア太平洋地域のアーティストによる最新の映画製作技術と手法が紹介されました。「FABRICATED REALITIES」と題されたこれらの作品は、人間と非人間、自然、そして技術とのさまざまな関係性に触れた内容となっています。作品を最高のクオリティで紹介するため、主催者はアートサイエンス・ミュージアムと連携し、アートサイエンス・シネマで毎日映画を上映しました。このコラボレーションは、主催者と来場者の双方に最高の体験を提供するため、マリーナベイ・サンズが緻密な計画を通じて尽力していることを示しています。

Where Art Takes Shape: 統合型リゾート全体で体験を充実

 

「The World Is Yours」を表現している、完成した全長6メートルの自作アート作品の前に立つシリル・コンゴ

 

アートと創造性というテーマを内包する「ART SG」を訪れる人々や、Singapore Art Week開催中にマリーナベイ・サンズを訪れた人々もまた、この統合リゾートが企画したいくつもの充実したアート体験に参加することができました。

イベントプラザでは、有名なフランス系ベトナム人のグラファイトアーティスト、シリル・コンゴが、6メートル長のパネルに描くライブペインティングデモンストレーションを行いました。若い世代にアートの素晴らしさを伝えたいという情熱を持つシリルは、ビジネスタイムズ新進アーティスト基金(BTBAF: Business Times Budding Artists Fund)の支援を受けた青年20余名とともにキャンバスにペインティングを行いました。未来のアーティストたちは、パネル上で自由に創造性を発揮し、シリルが描いたキャンバスに自分たちの足跡を残しました。支援を受ける若者たちは、シリルの作品展をガイド付きで見学する機会を得ました。この展示には、BE@RBRICK、リシャール・ミル、エルメス、シャネルといったさまざまな高級ブランドとのコラボレーション作品や、デジタルアート「Alphabets Safari」も含まれていました。また、この展示はSingapore Art Week期間中、一般公開され無料で楽しむことができました。

3メートルのチョコレートウォールを描いているジャニス・ウォン

 

RISE Restaurantでは、受賞歴ある地元のパティシエであり2am:dessertbarのオーナーであるジャニス・ウォンが、高さ3メートルのチョコレートウォールをその場で制作し、アートの祭典をスタートさせました。

1月のアートに焦点を当てた取り組みは、来場者とのエンゲージメントをさらに深めることで、マリーナベイ・サンズが文化的ランドマークとしての地位を強化しようとする新たな歩みの一環です。文化的テーマを祝福し、施設内およびシンガポール各地で開催される注目のイベントをさらに盛り上げることで、当統合型リゾートは年間を通じて「フェスティバライゼーション」の一環として多彩な没入型体験を提供していきます。

今後数か月間、ウェルネス、フード&ワイン、音楽、ファッションなどをテーマに「フェスティバライゼーション」が展開されます

 

 

1「ART SG」Webサイトによる。