アートサイエンス オンスクリーンアートサイエンス オンスクリーン

アートサイエンス オンスクリーン


アートサイエンス オンスクリーンでは、映像や動画、映画を通じて芸術と科学の接点を探求しています。定期的に開催され、さまざまな経歴を持つ国内外の映画制作者やアーティストを幅広く取り上げます。 

今後のプログラムには、アーティストの動画作品の個展や、芸術科学に関する特定のテーマを扱った映画の企画展、長編映画の上映会、マルチスクリーンプレゼンテーション、各分野の専門家や手法を扱った独創的なドキュメンタリーなどが予定されています。

アートサイエンス オンスクリーンは、アートサイエンスミュージアムの映像作品展示のメインプログラムであり、マリーナベイ・サンズが国内外の映画文化や映画界に対して行っている取り組みのひとつです。アートサイエンスミュージアムの4階では、映画や動画を通じて観る人に芸術と科学へのインスピレーションを与えることを目的として、上映会のほか、著名な映画制作者やアーティストによる記者会見やトークショー、マスタークラスも定期的に開催されます。


現在上映中
 

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

会場: エクスプレッション ギャラリー (4 階)
日付: 4月10日、12日〜18日、22日〜23日、25日、27日〜30日(繰り返し上映)


同時上映されている「Look at the Earth from the Universe」はシングルスクリーンアーティストによる作品で、「宇宙と芸術: 芸術で宇宙を航海」を盛り上げています。この作品では、人類はどこから来たのか、そしてどこへ行こうとしているのかを探査しながら宇宙旅行を体験できます。東洋と西洋の哲学者、古代と現代の芸術、科学と宗教などを見事に織り交ぜながら、人間がどのようにして常にその存在を宇宙の中で位置づけてきたかを探ります。

「Look at the Earth from the Universe」は、SFの要素を取り入れた素晴らしいパフォーマンスで、宇宙の魅力やその他の知的生命体との遭遇で何が起きるかという疑問を、深く掘り下げています。 

このシングルチャンネルビデオ作品の上映プログラムは、椿玲子(森美術館アソシエートキュレーター、東京)がキュレーターを務めました。アートサイエンスミュージアムの宇宙のアートとサイエンス シーズンの一環です。 
 

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

未知との遭遇

上映時間: 13分59秒
区分: G

山本高之による他の多くの作品のように、この作品も私たちの世界を子供の視線からとらえています。宇宙の不思議が詳細に判明していくに従って、驚異に満ちた宇宙の底知れぬ大きさや複雑な問題が、2人の小さな子供の目を通して明らかになっていきます。物理学の教授によるブラックホール現象の説明を聞くと、世の中の常識が実は常識ではなかったことに気づくでしょう。 

監督: 山本高之 
山本高之は教師としての経験もある、東京で活躍する日本人芸術家です。山本の芸術は様々なメディアで取り上げられ、世界各国で展示されています。

 

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

ムーンウォーク☆マシン 

上映時間: 5分4秒
区分: PG

短編映画「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」は、素人科学者セレナが、彼女のアイドルであるスーパーヒーローの「ルナガール」を真似ようと試みて、ハイヒール探査機を作り月面に発射する物語。セレナの探査機を製作するために、スプツニ子!はNASAの大学宇宙研究連合と月惑星研究所を訪ねて正確なプロトタイプを製作しました。複雑に入り組んだ計算、飛躍的な科学の進歩、実践的エンジニアリングの力を借りて、主人公は歴史を書き換え、宇宙財産に女性による功績を残します。

監督: スプツニ子!  
スプツニ子!はイギリス人と日本人のハーフの芸術家であり科学者。彼女の作品は性別や文化の規範の枠を超え、機械やロボットや音楽や映像を取り入れて、テクノロジーと大衆文化の抱える問題に焦点を当てています。 

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

スペースキャンプ

上映時間: 6分46秒
区分: PG

ニューヨークのパークアベニュー アーモリーで展示されたトム・サックスの「スペースプログラム:MARS 2012」開催時に製作された 「スペースキャンプ」は、厳しいマーズ計画に挑むトム・サックスのメンバーのための運動、食事と精神状態を整えるプログラム。メンバーは、宇宙計画の体制、ミニチュアの衣装、計画遂行の仲間などあらゆる側面を詳細にこだわって注意深く研究し、手作りで再現しています。 

監督: トム・サックス
アメリカ人彫刻家のトム・サックスは、低価格の一般的材料を使って、文化的に重要な物や出来事を再現します。 
 
アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

ニュートン

上映時間: 4分16秒
区分: PG

シンガポールの芸術家ホー・ツーニエンは、マルチメディアを通して歴史的事実と実際の儀式やおかしな、またはユーモアのある状況を描写しています。ニュートンでは、私たちは重力に逆らう白い世界の中で浮かんでおり、同時に白い物体が主人公の真っ白な頭に落ちるのを目撃します。シーシュポス風の循環的物語の中では、通常の物理的法則と時間は意味を失っているようであり、行動がほとんど、あるいはまったく重要性を持ちません。

監督: ホー・ツーニエン 

シンガポール人芸術家のホー・ツーニエンは、第54回ヴェネツィア ビエンナーレにシンガポール代表として参加し、またカンヌ映画祭やサンダンス映画祭、その他多くのメディア芸術祭や国際博覧会に参加しています。 
 
アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

プラネットA & プラネットZ

上映時間: 17分10秒
区分: G


プラネットシリーズ1作目、「プラネットA」は、なんとも奇妙で愉快な塩の結晶だけでできた世界を見せてくれます。見た目の美しさとはうらはらに、何でも腐食させる結晶の破壊的特徴は、繊細な生態系の中では侵略的で暴力的にも見えます。 
プラネットシリーズ2作目「プラネットZ」では、家庭的ですらあるスプラウト類、カビ、菌類などによる巨大な世界を創造しています。これらの小さな要素が、急速に変化しつつある世界の反ユートピア的映像の中で繁殖し生態系を作り出します。 

監督: 瀬戸桃子
日本人芸術家、瀬戸桃子の作品は世界中の映画祭で上映されており、極めて詩的で非日常的な世界を通して、見る者に感覚を揺さぶる体験を与えてくれます。 

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

Towards the Possible Film

上映時間: 19分20秒
区分: PG

この世のものとは思えない2人の人物が、岩だらけの海岸で先住民と非現実的な出会いを体験します。緊張と不信に満ちたこの出会いは、幻覚と歪みの噴出によって語られています。古くからの言葉は長い間忘れ去られ、寺院も破壊され、彼らが警戒するのも無理はありません。文明の脆さが、強い植民地的な静かなSF的な語りによって紡がれます。

監督: シェザド・ダウッド
シェザド・ダウッドはロンドンを中心に活躍している芸術家で、パキスタン、インドやイギリスの伝統的文化からインスピレーションを得て、マルチメディアの作品を生み出しています。様々な媒体で表現される彼の詩的な作品は、場所、言語、翻訳などの概念を扱っています。
 
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ブラックレイン

上映時間: 3分
区分: PG

「ブラックレイン」は、双子衛星の太陽観測衛星ステレオから収集した画像を基にした科学者との共同作業から生まれました。ここでは、HI(太陽圏画像装置)から得た惑星間空間画像データを使って、地球に向かう太陽風とCME(コロナ質量放出)を見ることができます。この作品では科学衛星から送られてきた未処理未加工のデータが使われており、技術革新によって私たちの知識と理解は拡大したが、その背景に観察者としての人間が存在することを意識させます。

監督: Semiconductor 
Semiconductorは、ルース・ジャーマンとジョー・ガーハートの2人のイギリス人アーティストによるユニットです。彼らの作る動画作品は科学に基づく実践とデータを扱っており、世界中で上映されています。
 
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トリニティ

上映時間: 17分40秒
区分: PG

何百年も前に金星から来たという毛孫の伝説的神話を別の視点から見直した作品。この守護神は、現代の日本を再び訪れ、愛と権力と太陽の三位一体を再構築し、宇宙に調和と平和をもたらしたいと考えます。様々なジャンルが混ざり合うこの映画は、アウトサイダーの役割を問い、伝統と新しい考え方の摩擦を描いています。

監督: アレクサンドル・モベール
アレクサンドル・モベールはフランスの映画製作者でありビジュアルアーティスト。アレクサンドルの作品は、過去の神話や将来のユートピアの概念を多く題材として扱っています。

アートサイエンス オンスクリーン:Look at the Earth from the Universe

スペースノイズ 

上映時間: 8分25秒
区分: G

スペースノイズは2013年以降既に世界18か国で上映されている現在進行中のプロジェクト。ミュージシャンやビデオアーティストとのコラボレーションを重ねながら進化し、今ではライブパフォーマンスとして上映されています。ここでは彼の作品の短縮版が上映され、観客はその映像の画質の扱いに想像力を刺激されます。

監督: 牧野貴
日本人芸術家の牧野貴はその作品の中で実験的な映画作りを試みています。牧野はその映像作品の中で、特に時間の扱いと視聴者との関連性といった映画のユニークな特性を探ります。伝統的な構造を捨ててイメージを次々に重ね、時にはライブパフォーマンスを行い、偶発的な結果を生み出す相互作用を重視。ミュージシャンの協力を得て、牧野は予測不可能な出会いを創造します。
 
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月面経済特区

上映時間: 4分19秒
区分: G

このアニメーションは、2028年の中秋節から将来の中国の一つの側面を描きます。その頃の中国は「月面鉱物」の採掘を成し遂げた資源豊かな国となり、また技術面でも超大国となっています。この映画は、新しく設けられた月面経済特区すなわち深セン月面行政集積区において、中秋節月面鉱物パレードが行われるところから始まります。この世界はそれほど遠い将来ではなく、現代生活の名残が多く見受けられます。パレードは想像以上に大規模で都会的ですが、今日の社会と異様なほど類似しています。 

監督: ジャン・ワン 

ジャン・ワンはロンドンを拠点にして、彫刻や映像などの幅広いメディアで活躍。現代中国の文化をモチーフにして、シンプルでありながらも刺激的な作風が持ち味です。