
アースアワーの誕生と歴史、そして成長
アースアワーは2007年、オーストラリアWWFによる地球温暖化防止プロジェクトとして始まりました。当初は決められた地域でほんの1時間、明かりを消して地球環境についてじっくり考えてみようという小さなキャンペーンでした。その後この取り組みは世界規模に広がり、2018年には180を超える国や地域が参加するビックイベントに成長しました。
アースアワーのメインイベントは、発祥の地であるオーストラリアを含む南太平洋諸国をスタート地点とし、それぞれの地域の現地時間の午後8時30分から午後9時30分まで消灯する活動が世界を一周する「消灯イベント」です。このイベントの前後に各会場では地球の環境保護について考える様々な関連イベントが行われています。

2019年のシンガポールのアースアワーのメインステージはマリーナベイ・サンズ
今年のシンガポールのアースアワーイベントは2019年3月29日から31日まで、マリーナベイ・サンズで開催されます。マリーナベイ・サンズではイベントパートナーとしてWWFシンガポールをサポート。アースアワーに参加は無料。誰でも入場料無料でご参加いただけます。この期間中は様々な時間帯で各種イベントが行われ、環境の持続可能性 (サステナビリティ) を改善するためのアクティビティを実際に体験することができます。
明かりを消して地球温暖化について考えるメインイベントは、3月30日の午後8時30分から9時30分に実施予定です。普段不夜城のように煌びやかなマリーナベイ・サンズも、この時間は明かりを消して地球について考えます。

アースアワーのイベントに参加してみよう
マリーナベイ・サンズのイベント会場では、様々な角度から環境に持続可能性をもたらす活動をどのように自ら行うべきかを体感することができます。消灯イベントのカウントダウンの前後には地元のアーティストの音楽をお楽しみいただけるほか、コンサートの合間には、Bread Street Kitchenやdb Bistro&Oyster Barなどの人気セレブリティシェフ・レストランが提供している各種ベジタリアンメニューをお楽しみいただくことも可能です。
天然の果物や野菜を材料に絵を描くワークショップや、ソーイングと瞑想を融合させたワークショップに参加して、環境持続可能性 (サステナビリティ) のための活動とは何か考えてみるのもおすすめです。(一部のワークショップは有料、あるいは事前予約が必要な場合があります)詳細はイベントについてのページ「EARTH HOUR 2019: SUSTAINABILITY, MUSIC, FOOD & ART」をチェックしてください。

いつも地球に優しい環境であるために
マリーナベイ・サンズでは、持続可能 (サステナブル) な環境を実現するため、光熱はもちろん、水の効率的な利用、自然光を利用した建築のほか、数多くの取り組みをしています。
例えば、マリーナベイ・サンズのショップ内にある「レインオルクス」。インスタ映えスポットとしても人気ですが、実は水道水ではなく、すべて雨水を利用しています。さらに、レインオルクスから流れた水は、マリーナベイ・サンズ内の水洗の水など様々な用途にも利用されています。このほかにもグリーン・ミーティングなど、マリーナベイ・サンズではアースアワーイベント以外でも、普段から環境サスティナビリティについて意識して運営されています。
