ホーカーセンターで食べることは、シンガポールの旅に欠かせない体験の一つです。驚くほど種類豊富な地元料理をリーズナブルに楽しめるというだけでなく、この国の大きな魅力であるカジュアルで気取らない食文化も体験できます。シンガポールのホーカーセンターは、テーブルが置かれた広い空間の周りに屋台が並ぶ、一般にはオープンエアの食事施設です。多くのホーカーセンターには、中国料理、インド料理、マレー料理、ドリンク、デザートなどがバランスよく揃っています。特定の料理で有名なホーカーセンターもあります(たとえば、イーストコーストのシーフードとサテなど)。

ホーカーセンターのエチケット
まずはホーカーセンターのエチケットから始めましょう。ホーカーセンターに入ったら、テーブルを選んで座ります。テーブルに着くなりおすすめに来るお店もありますが、どんなものを食べたいか歩いて見て回ってもかまいません。ただし、他のグループに席を取られてしまわないように、テーブルには誰かが残ってください。各屋台で注文します。料理は、屋台まで取りに来るよう注文時に言われるか、テーブルまで運んでくれます。一般に、ホーカーセンターでは現金しか使えません。
この島でも特に人気の高いホーカーセンターをいくつかご紹介します。それぞれにそのホーカーセンターならではの特別な料理や独特の雰囲気があります。

マックスウェルロード
マックスウェルロード ホーカーセンターはチャイナタウンの中心部にあり、このエリアの活気に満ちた通りや魅力的な寺院を散策した後で本格的なシンガポール料理を楽しむことができます。お昼前後は近隣のオフィスビルから大勢の人が集まり、かなり混み合います。長い行列を避けるには早めに向かうのがおすすめです。

ニュートン ホーカーセンター
ニュートン ホーカーセンターは、CBDからすぐの場所にある、シンガポールで最も有名な地元料理スポットの一つ。オーチャードロードのショッピング街から遠くないニュートンサーカスに隣接し、リトルインディアからMRTですぐです。ニュートン ホーカーセンターは、1950年から商売を続けている屋台もあり、まさにシンガポールの歴史の一部です。

チョムチョム
街を出て、セラングーンガーデンという魅力的な住宅街へ。その一角にチョムチョムはあります。他のホーカーセンターほど大きくはありませんが、選りすぐりの料理を楽しめることで知られています。シンガポールで最も歴史の古い低層住宅地の一つにあり、ユニークなカフェや閑静な街並みを満喫できる素敵なスポットです。シンガポール中心部の貯水池エリアを訪れたいなら、そう遠くない場所にあるチョムチョムがおすすめです。

イーストコースト ラグーン ビレッジ
海を望み、シーフードやサテを焼く香ばしい匂いが漂う、ヤシの木に囲まれたイーストコースト ラグーン フードビレッジに来れば、シンガポールがグルメ天国である理由がわかります。旅は、食だけでも価値があるものですが、ぜひサイクリングやウェイクボードでアクティブな一日を満喫してお腹を空かせておいてください。お食事とともに、レモンとサトウキビのジュース、フレッシュココナッツウォーター、よく冷えたジョッキのタイガービールなど、この土地ならではのさわやかなドリンクもお忘れなく。