
セントーサは多分島のグループ中でもっともよく知られてはいますが、本島の南にはさらに行ってもらいたい多くの島々がありますので、もしあなたが都会から外に出たいのであれば、島々を巡るクルーズは、シンガポール国で一日を過ごすよりも面白い過ごし方になりましょう。
セントーサ以外に、サザンアイランドのおもな島はクス・アイランド、セント・ジョンズ・アイランド、双子のシスター・アイランドのプラウ・テクコール・ラザラス・アイランドとプラウ・セリンガットです(好奇心のある方に、プラウはマレー語で島を意味します)。シンガポール・アイランド・クルーズはクスとセント・ジョンズ・アイランドへフェリー便を提供していますが、それ以外に個人やチャーター便のクルーズがいくつかの島々を巡り、そればかりかバーベキューやピクニックにも停まってくれます。


セント・ジョンズ・アイランドの歴史は、少し詩的ではありませんが、1800年代末と1900年代はコレラとベリベリ病 (脚気) 隔離所のふるさとでした。セント・ジョンズ・アイランドでは一泊の滞在が可能で、合宿寮とホリデー・バンガローがあります。驚くほど多様な硬いサンゴや柔らかいサンゴが見られる島の岩礁は、決してミスしてはなりません。自然の愛好家は、トレッキングルートを楽しみ、島沖合のブルーの海面にイルカを見つけるチャンスを楽しめるでしょう。
シンガポールでは、ほかの場所よりずっと透明な海に行きたければ、ラザルス島に行ってください。清潔なビーチで引き立つ入り江がいくつもあり、実際開発は一切されていません (ここにはレストルームですら一切ないのです!)。ここに来るには個人のヨットをチャーターするか、セント・ジョンズ・アイランドから長いブリッジを歩いて来るほかありません。広々とした海に面するずっと静かなビーチに行きたければ、足跡の付いた道を避けて歩いてください。

シンガポールで最もリッチな岩礁にいたければ、ハントゥ島 (Pulau Hantu) に行ってください、これは一対の島でなにやら不吉な名前 (ハントゥはマレー語で幽霊)。二つの小島は、戦いに逆上した海霊ジンに殺された戦士の霊とされています。ハントゥは、何種類かの普通見かけない野生生物を知ることのできる場所で、海馬やジャイアントはまぐりもいます。許可証をもらってハントゥ島でキャンプすることもできます。
一泊であれまたは日帰り旅行であっても、シンガポールのサザーンアイランドで楽しむ最もいい方法はよく準備することです。虫除け、帽子、サングラス、サンブロック、またたくさんの水を持って行けば、健康を維持できで脱水症状を起こす心配はありません。サザーンアイランドがシンガポールの昔のままの最後の場所だということ、また心無い観光客の捨てるごみは醜いばかりでなく、海洋生物にとっては有害だということも覚えておいてください。ですから島は、できる限り美しい手つかずのままで、後から来る人たちにも楽しんでもらえるように別れてください!