シンガポールは、多くの船が往来する世界的な航路に沿って戦略的に配置された島国です。シンガポールには多くの船が寄港し、1日平均約1,000隻の船が シンガポールの港に停泊しています。活況ある港として世界第2位を誇る理由はここにあります。3分間隔で出入りするこうした巨人達(船)に乗って、世界の 経済が旅する光景を面白いと感じる人にとって、シンガポールは楽しいところです。
船を見るのが好きな人には、マリーナ・ベイ・サンズのスカイパークからの眺めが最高です。海上から200mの高さにあるサンズスカイパークは、360度から街や港を眺めることができます。偶然にも、滑走路への進入路であるグランドパスがスカイパークのそばにあるため、スカイパークの海に面した側に行くと、晴れた日には迫力満点の光景を見ることができます。
シンガポールは石油を精製していませんが、世界トップの燃料補給港です。VLCC(大型油送船)やULCC(超大型油送船)がシンガポールを行き交う壮大な光景を見ることができます。平坦なデッキと大きな船体、巨大な全長から、油送船は簡単に見つかります。こうした超大型タンカーは、全長が400m以上もあり、他の船の長さを予測する基準にすることができます。
巨大油送船探しを楽しんでいると、コンテナ船が目につくはずです。コンテナ船は、多くのコンテナを搭載しているため、簡単に見つかります。色とりどりの長方形の箱が、船のデッキに整然と並び積み上げられています。油送船と同様、コンテナ船の全長も巨大です。
世界最大のコンテナ船エマ・マースクは、アジア最初の寄港地としてシンガポールに入港しました。エマ・マークスは、11,000個のコンテナ(1列に並べると全長60㎞以上)を一回の航海で輸送することができます。積荷を乗せたコンテナ船の目的地は、シンガポールや他の港です。余談ですが、「カーゴ」とは、海上輸送される物を指し、「シップメント」とは陸上輸送される物を指します。
タイミングによっては、シンガポールの海軍基地を出入りするアメリカの空母を目にすることができるかもしれません。空母は海に浮かぶ空港です。その滑らかな船体と平らな上部、鉄灰色からすぐにわかります。空母は、フリゲート艦や駆逐艦を含む戦闘艦隊の一部として航海しているため、併走する軍艦には気を付けましょう。
民間の船では、クルーズ船を探してみましょう。船の全長とほぼ同じくらいの高さがあるビルのような構造が特徴的です。クルーズ船の多くは、人を乗せてシン ガポールを航海しますが、大洋航路船は、大陸間を航海します。こうした船は、船体が高く、煙突や船体の横にカラフルなブランドマークがよく付いています。
シンガポールの海上航路は非常に込み合っているため、港の障害物を除去し水深を常に確保する必要があります。シンガポールの港の一部では、沈泥が頻繁に発生するため、浚渫船と呼ばれる川底の土砂などを取り去るための特殊な船を使い、堆積物を除去し水深を確保するための作業が毎日行われています。この作業は他にもメリットがあります。浚渫船が航路から除去した堆積物は、埋立事業に使用されているのです。
すべての船には名前や識別マークがついています。双眼鏡があれば、船の名前を拡大してみましょう。名前や識別マークは、通常、船体のどちらかの前方にあります。名前からどこの国から来た船か当ててみてください。国旗を掲げている船もあるので、わからなければ船の後方に旗がないか探してみましょう。自動車運搬船やフェリー、水先案内船、タグボートなど、様々な船がシンガポールの海岸沿いに並んでいます。シップウォッチングは、ひとりやグループで楽しめるアクティビティです。スカイパークに行って海を見てみましょう。
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