Sultan Mosque SingaporeSultan Mosque Singapore

モスクについて

人口の約15%がイスラム教徒のシンガポールでは、街のあちこちでモスクを目にします。アラブ人入植者がシンガポールにイスラム教をもたらし、現在は多くのマレー系シンガポール人が信仰しています。シンガポールのイスラム教コミュニティは多様で活気に溢れています。シンガポールにあるモスクの多くは、シンガポールのイスラム教のさまざまな側面を示しています。シンガポールを知るうえで訪れる価値のある場所です。



Masjid Sultan - the biggest mosque in Singapore

シンガポールで最も有名で最大のモスクは、サルタン・モスク(マスジット・サルタン、マスジットはアラビア語でモスクの意)です。黄金のドームが印象的なマスジット・サルタンは、カンポン・グラムを散策していると突然目に飛び込んできます。1824年から1826年にかけて、ジョホールのスルタン、ハッサン・シャーによって建てられました。最初のモスクは、東インド会社から資金を受け、中東の建築物を想起させる様式で建設されました。

大きな黄金ドームのすぐ下には、ガラス瓶の底がサークル状に敷き詰められており、興味深い特徴といえます。1920年代、モスク再建のため、地元の人々がお金を集めていた時には、富裕層が資金を提供しました。しかし、あまり裕福ではない人々も寄進したかったため、使用済みのガラス瓶を売って資金を調達しました。これらのガラス瓶は、この建築遺産の建設・保存に対するささやかな努力を思い起こさせます。

Minaret
マスジット・サルタンは、まぎれもなくシンガポールで最も有名なモスクです。最古のモスクは、中央ビジネス地区のケン・チョウ・ ストリートにあるマスジット・オマール・カンポン・マラッカです。1820年に建てられたこのモスクには、ほとんどのモスクに見られるミナレット(尖塔)がないことから、シンガポール式モスクといえます。ミナレットとは、1日5回アザーン(礼拝への呼びかけ)を発する尖塔をいいます。建設から150年以上経った1985年、マスジット・オマール・カンポン・マラッカは、ようやくミナレットを持つことができました。
Mosque Door

マスジット・マラバーは、シンガポールのイスラムコミュニティの多様性を象徴するモスクです。南インドのケラーラ州からやってきたマラバー系イスラム教徒によって建てられました。1956年に施工が始まり、イスラム教徒だけでなく他の信仰をしている人たちも寄進し、シンガポール全土からの寄進を受けて完成しました。 このマスジド・マラバー建設資金の寄付は、イスラム教徒とほかの宗教の人々両方からなされましたが、このことはシンガポールの創設哲学、寛容と多様性の証となっております。

モスクの設計者であり建築士であったA.H. シディークは、1920年代にインドからシンガポールに渡ってきた人で、シンガポールで多くの建築物を設計しましたが、このモスクの設計は無料で行いました。それは、宗教施設や礼拝堂などの設計料は受け取らない、というのが彼のスタイルだったからです。

Singapore Mosque

シンガポールの礼拝堂を訪れるときは、肩やひざを隠し、控えめな服装にしましょう。礼拝堂の中には、入る前に靴を脱ぐよう言われることもあります。写真撮影は可能なところが多いのですが、すべての場所を撮影しても良いわけではありませんので、撮影可能かどうか事前に確認しておきましょう。こうした宗教施設内の一部は、礼拝や儀式のため立ち入り禁止となっています。一般向けに開放されている場所だけを見学するようにしましょう。シンガポールの宗教施設では、ほとんどの人が見学者の質問に喜んで答えてくれます。

宗教的な伝統と信仰が混在しているシンガポールは、アジアのさまざまな宗教施設を訪れ、体験するのにぴったりの場所です。シンガポールにある中国寺院ヒンズー教寺院教会にも、ぜひ足を運んでみてください。