「自然史博物館を貫く精神」


2つ目のギャラリーでは、科学者が地球の大いなる神秘を解明する際にインスピレーションを与えた貴重な品々をご覧いただけます。過去3世紀にわたり、先見性のある人々は自然界を支える科学法則の礎を築いてきました。それにより、自然界の魅力がさらに強いものになっていったのです。彼らはそれぞれに疑問を投げかけ、限界に挑戦し、地球とそこに生きる生物たちに関する科学的な定義や理解を揺さぶってきました。

本ギャラリーでは、今日に至るまで多くの影響を与えてきた書物のひとつ、チャールズ・ダーウィン著『種の起源』の手書きのページを公開しています。

 

   At the exhibition:
Not only can you find Alfred Russel Wallace, but there are also plenty more types of wildlife and fun to discover!
見どころ 
ダーウィンによる『種の起源』の原稿
ダーウィンによる『種の起源』の原稿
1858年~1859年頃
 

 

『種の起源』は、今日に至るまで多くの影響を与えてきた書物のひとつです。チャールズ・ダーウィンの手書きによる草稿は、本能に関する章のものです。ダーウィンは20年間かけて彼の考えを精査した後、1859年、ついにこの本を出版しました。創造説とは見解を異にする、生物が時間をかけて自然に進化したとする考えの発表は、議論を巻き起すだろうとダーウィンは予測していました。 しかし実際には、初版は瞬く間に売り切れ増した。


アルフレッド・ラッセル・ウォレスが採集した甲虫
アルフレッド・ラッセル・ウォレスが採集した甲虫 ダーウィン『種の起源』の原稿
シンガポール、マレーシア、インドネシア

アルフレッド・ラッセル・ウォレスは、インドネシアのモルッカ諸島を探検していたときに自然選択という概念を思いつきます。チャールズ・ダーウィンは、進化の鍵を握っているのはこの自然淘汰のメカニズムであることを突き止めました。ウォレスが自然淘汰という概念にたどり着くきっかけとなった理由のひとつが、この地域の甲虫の驚異的な多様性でした。ウォレスは実に83,200匹もの甲虫をこの地で採集しています。ここでは、現在はシンガポール、マレーシア、そしてインドネシアの3カ国にまたがっているマレー半島でウォレスが採集した甲虫のごく一部を展示しています。 


サー・リチャード・オーウェン
 
サー・リチャード・オーウェン  
 

影響力の強い思想家であり、また比較解剖学の権威でもあったサー・リチャード・オーウェンは、彼の強い個性と他の学者たちとよく衝突を繰り返すことで知られていました。オーウェンは彼の大いなる能力を生かして絶滅した生物を特定しました。また「恐竜」の最初の名付け親でもあり、ドードー鳥についての記述をしたことでも知られています。