展示アーティスト

カテゴリー1: デジタル/映像

Anupong Charoenmitr | タイ

b. 1981年タイ生まれ

Charoenmitrは、1981年バンコク生まれ。バンコクのランシット大学写真美術科の学士課程を修了。同じくバンコクのシラパコーン大学美術科の修士課程を修了。 写実主義に根ざした観察と体験に基づく作品づくりを行っています。

フィルムや映像芸術に取り組み始めたのは2012年。 評論家Sakarin Krue-Onは次のように評価しています。「彼の作品は、明確な概念を表現し、素晴らしい視点と巧みな写真技法を反映しています。 彼は映像芸術に目を向け、率直でシンプルでありながらロマンティックな手法で環境を表現し、詳細に論じてきました。」

彼の作品で表現されるシーンは、舞台の一場面のようです。物語は説明されるのではなく暗にほのめかされ、そこに隠された人生やその終わりについての真実をさりげなく明らかにします。

Sutthirat Supaparinya | タイ

b. 1973年タイ生まれ

Sutthirat Supaparinyaは、チェンマイを拠点にインスタレーションや写真、映像、彫刻、執筆など多彩に活動するビジュアルアーティスト。 彼女は作品を通じて、日常のシンプルなイメージを使って大きな問題を表現し、その媒体のイメージ、テキスト、音の解釈について疑問を投げかけます。 最近のプロジェクトでは、産業活動が人間や景観に与える影響をテーマにしています。

タイのチェンマイ大学美術学部で絵画の学士を取得。ドイツ、ライプツィヒのグラフィック装丁芸術大学のメディア芸術科を修了。 その作品はこれまでに、広島市現代美術館、東京都写真美術館(日本)、ジムトンプソン アートセンター(タイ)、クイーンズランドアートギャラリー、シャーマン現代美術基金(オーストラリア)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(米国)、シンガポール美術館、關渡美術館(台湾)、香港芸術センターなどのミュージアムやギャラリーで展示されました。

Trinh Thi Nguyen | ベトナム

b. 1973年ベトナム生まれ

Nguyen Trinh Thiは、ハノイを拠点とする自主映画監督、映像/メディアアーティスト。 彼女は多彩なアート活動を通して、隠蔽やすり替えが行われたり曲解された歴史を必然的に解明する上で記憶が果たす役割を常に探求し、ベトナム社会におけるアーティストの地位を検証してきました。

Nguyenは米国でジャーナリズム、写真、国際関係、民族映画を学びました。 彼女のフィルムや映像芸術作品はこれまでに、ジュ ド ポーム国立美術館(パリ)、ボルドーのCAPC現代美術館、リヨンビエンナーレ2015、アジア美術ビエンナーレ2015(台湾)、福岡アジア美術トリエンナーレ2014、シンガポールビエンナーレ2013、ジャカルタビエンナーレ2013、オーバーハウゼン国際映画祭、バンコク実験映画祭、アーティストフィルムインターナショナル、デン フリー現代美術館(コペンハーゲン)、關渡ビエンナーレ(台北)など、アジア、ヨーロッパ、米国各地のフェスティバルや美術展で展示されました。

2009年にハノイに設立された、ドキュメンタリー映画や映像芸術を扱う独立機関DOCLABの創設者、所長。


カテゴリー2: インスタレーション

Aditya Novali | インドネシア

b. 1978年インドネシア生まれ

Aditya Novaliは、1978年中部ジャワ州のソロ生まれ。 1997年から2002年まで、バンドンのパラヒャンガン大学で建築を学びました。 彼の作品が構造的かつ形式主義的であるのは、明らかにこの建築学校の影響です。 その後、オランダのデザインアカデミー アイントホーフェンで概念的デザインを学びました。 近年は、境界やアイデンティティ、国家といった概念を中心に様々なコンセプトに取り組んでいます。 2010年には、観客とコミュニケーションを図り疑問を投げかける手段として対話に重点を置いた「rotatable painting(回転する絵画)」を発表。  続いて「The Wall: Asian Un(real) Estate project」(2011)、「Identifying Indonesia」(2012)、「NGACO」(2014)を発表しました。

最近は、図と数学、感情と計算、記録と空想に対するかつての情熱をより現代的な文脈の中で表現しようとしています。 その挑戦は、「Painting Sense, The Order」(2014)や「Conversation Unknown」(2015)に見ることができます。

Huang Po-Chih | 台湾

b. 1980年台湾生まれ

Huang Po-Chihは、生産、農業、製造、消費に関連する問題をテーマに多分野にわたる活動を行い、そこから社会経済水準に関する批判に取り組んでいます。 彼の作品は、貿易や為替のマクロ的背景を想定し、複雑な産業構造の断面を、その構造の一員である個人にまで掘り下げて検証しています。

Huang Po-Chihはプロジェクトの中で、様々な役割を取り入れています。 家族の歴史、母親の家系とその家族の物語を詳細に調べて文書化。生産者として、レモンの木を育てるために荒れた農地を再生。企業家として、企画案を作成して実行。アーティストとして、芸術界のシステムと資源を利用。 彼のプロジェクトは、観察の対象として表現されているだけでなく、本質的に、変わることのない潜在的社会的意義を帯びています。

indieguerillas | インドネシア

Dyatmiko Lancur Bawono – 1975年インドネシア生まれ

Santi Ariestyowanti - 1977年インドネシア生まれ

indieguerillasは、Dyatmiko Lancur BawonoとSanti Ariestyowantiの夫婦で構成される、インドネシアのジョグジャカルタ出身のアーティストグループ。1999年にグラフィックデザイン会社として設立され、「常にゲリラ的に新たな可能性を見つける」という理念の下、2007年にアーティスト活動に専念するようになりました。 それでも今なお、デザインは彼らにとって非常に重要な役割を果たしています。 彼らが芸術表現の一貫として、慣例にとらわれない手段や手法を探求できるのは、デザイン分野での経験のおかげです。     

indieguerillasは、ワヤン人形、特にプナカワン(ジャワの革製道化人形のキャラクター)を、人気ブランドや視覚的なシンボルと組み合わせて、視覚的言語の主な語彙として取り入れています。 彼らの作品に描かれる、ブランド商品で着飾ったヒップホップなプナカワンは、indieguerillasの考える、indieguerillas自身を含むインドネシア人の文化的劣等感を表現しており、世界的な消費者運動に侵され自分たちの文化や伝統のルーツから切り離されることは誇りであり幸せなことであると主張しています。indieguerillasは自身をよく「幸福な犠牲者」と表現します。


カテゴリー3: 絵画

Manish Nai | インド

b. 1980年インド生まれ

Manish Naiは、インドで抽象概念の人気がなくなった頃、大学でモダニズムの抽象概念に取り組み始めました。 ジュートや新聞紙など、控えめでインドらしい素材を使ったNaiの作品は、昔も今も、うんざりするほどの複雑さの探求であり、完成すると強固に構成された一つの形として表現されます。

Naiが使用する表現手段はたいていの場合、安価でどこでも手に入るものです。これは、芸術的表現手段とインドの社会構造、両方の階層を示唆しています。 ジュートは丈夫な植物繊維で、多くの場合、黄麻布に似た耐久性の高い織物になります。かつては貧しい人々の衣料として使われていました。現在は一般的に建築に使われています。 Naiの家系はジュート商人です。ジュートに対する彼の奥深い理解は、この素材との文化的な関係と家系的な関係が等しく影響しています。 彼は新聞紙を使用することで、インド社会の驚異的な多様性と論争を検証しています。インドでは毎日19の言語の約100紙の新聞が流通しています。 Naiは新聞紙を十分に湿らせてそこから言葉を剥奪し、木型で圧縮して、処分品である新聞紙を浄化します。

Manish Naiは、1980年インドのグジャラート生まれ。ムンバイのL.S.ラヘジャ美術学校で絵画の学士を取得。 これまでに、Galerie Mirchandani + Steinruecke(ムンバイ)、ギャラリー カルステングレーブ(ケルン)、Galerie Gebr. Lehmann(ベルリン)などで個展を開催しました。 2014年8月には、サンモリッツのギャラリー カルステングレーブで個展が開かれます。 Naiの作品はこれまでに、ラリット カラ アカデミー(チェンナイ)で開催されたGirish Shahane主催の「Bright Noise」(2014)、ビルラー芸術文化アカデミー(コルカタ)で開催されたShaheen Merali主催の「The Indian Parallax or the Doubling of Happiness」(2012)、Galerie Mirchandani + Steinruecke(ムンバイ)で開催された「news – a two-person show with Eberhard Havekost」(2012)、Diana CampbellとSusan Hapgood主催の第9回上海ビエンナーレのムンバイ市パビリオン(2012)など、数々のグループ展で展示されました。 ムンバイに居住し活動を行っています。

Tawan Wattuya | タイ

b. 1973年タイ生まれ

Tawan Wattuyaは、水彩や示唆に富む素材に対するユニークなアプローチで知られています。 水彩を表現手段としているのは、タイの現代社会のスピードとダイナミズムを伝え、タイ社会の複雑な対比を探求する意図的な試みです。 Wattuyaの絵画は常に詩的でありながら、腐敗やグローバル化、社会の偽善などに批評的に取り組む挑発的な側面もあります。

Wattuyaはヨーロッパ、米国、アジア、南米の国々でのアート活動の経験を経て、作品の理解と奥行きを深めるために、祖国を遠くから見つめて離れたところから社会や政治の状況を学ぶことを選びました。 彼の作品はこれまでにバンコク、シンガポール、北京、パリ、ニューヨーク、東京、ブリスベン、ブリュッセルで幅広く展示されました。

最近の主な個展は、Art et Plus Gallery(フランス、パリ)の「When Water Beats」(2015)、トゥートユン アートセンター(バンコク)の「Dek Oey Dek Dee」(2014)、アリアンス フランセーズ(オーストラリア、ブリスベン)の「Like a Virgin」(2014)、チュラ アートセンター(タイ、バンコク)の「Tii Tai Krua」(2013)、ヤンギャラリー(中国、北京)の「Fading Nostalgia」(2012)など。

小西紀行 | 日本

b. 1980年日本生まれ

小西紀行は、 1980年広島生まれ。彼が描くのは、アイデンティティを曖昧にしつつ奥深い普遍主義を示す肖像画です。 人物を描く大胆な筆致、線、点は、人体の身体的特徴を捉え、悠然とした原始的感覚を備えています。 彼の作品は、家族や身近な人々の写真に基づいています。そこから描かれるシンプルなスケッチの人物像は、ほとんど幽霊のような姿をしています。

これまでに国立国際美術館(大阪)、SOMA美術館(ソウル)、東京オペラシティアートギャラリー(日本)など、数々のグループ展に参加しました。


カテゴリー4: 写真

Robert Zhao Ren Hui | シンガポール

b. 1983年シンガポール生まれ

Robert Zhao Renhuiは、 1983年生まれのシンガポールのビジュアルアーティスト。主に写真を扱いますが、ドキュメントやオブジェクトを組み合わせて多分野的なアプローチでイメージを表現することもよくあります。 彼の作品は、自然界の観察から生み出されますが、ドキュメンタリーではありません。代わりに、互いに重なり合う物語を構築し、作品がドキュメンタリーなのかフィクションなのかという疑問を見る人に抱かせます。 2008年に、「人間と動物の関係を理解する、慣例にとらわれない抜本的な手段」の促進を目的として、自身の活動を統括する組織、Institute of Critical Zoologistsを結成。

最近の展覧会は、大邱写真ビエンナーレ2014、釜山ビエンナーレ2014、モスクワ国際ヤングアートビエンナーレ2014、フォトアイルランド2014、シンガポールビエンナーレ2013、プレジデンツ ヤング タレンツ2013、チャプターアートセンター(イギリス)のThe Institute of Critical Zoologists、フォトケ2013、ミネイロ美術館(ブラジル)の国際写真フェスティバル、CCA(シンガポール)のEngaging Perspectivesなど。 これまでにノールデルリヒト写真フェスティバル、フォーマットフェスティバル、連州国際写真祭、福岡アジア美術館(日本)、フォト ルヴァロワ(パリ)、芸術の殿堂(韓国)、GoEun写真美術館(韓国)、ザブルドウィックコレクション(ロンドン)、シャンハート(上海)、PPOW(ニューヨーク)で展示されました。

Shumon Ahmed | バングラデシュ

b. 1977年バングラデシュ生まれ

Shumon Ahmedは1977年生まれ。ダッカを拠点に映像、写真、テキストの融合を探求するアーティスト。個人的でありながら集合的な、一見正反対の物語を作ります。 カメラとフィルムを使った作品は、その実験的な画像処理の手法から抽象絵画にもたとえられます。その手法は予想外の結果をもたらし、複数回の露出により、メランコリーで多くは不鮮明なイメージが生まれます。 ダッカの南アジアメディアアカデミー(2009)とデンマークのメディア&ジャーナリズムスクール (2008)で写真を学びました。

彼の作品はこれまでに、2014年コチ ムジリス ビエンナーレ(インド)、ダッカ アートサミット(2012、2014)、ホワイトチャペルギャラリー(ロンドン)、フォトミュージアム(スイス、ヴィンタートゥール、2010)、最近のProject88での個展など、世界各地の様々なギャラリー、フェスティバル、上映会に展示されました。 現在はダッカとバングラデシュに居住し活動を行っています。

Zhang Wei | 中国

b. 1977年中国生まれ

Zhang Weiは、かつては画家でしたが、近年は写真に取り組んでいます。 写真家というよりは、写真を通じて架空のイメージを作るクリエイターです。 写真や映像がどんなにドキュメント的でも、それ自体は客観的ではありません。なぜなら、レンズは機械や人間から多くの制約を受けるからです。イメージの効果的な手法は、結局は客観的イメージの単なる代用または虚像です。

それでも、写実的な写真はより客観的イメージに近く、絵画より「現実的」であり、絵画より扱いやすく効果的でもあることから、Zhang Weiは筆を置き、カメラとマウスを選びました。 彼の主なモチベーションは、筆や絵の具、カメラやフィルムへの執着というより、表現に対する強い欲求でしょう。

Zhang Weiは、絵画と写真、撮影と制作、現実と仮想、正常と異常の間で、イメージが心を動かすテンションを失わないように注意深くスケールを調節します。 彼の作品は、普通ではない印象を放ちます。 ゲームや遊びのようなリラックス感の中に、強い悲しみや絶望も感じられます。

Zhang Weiは、1977年に中国陝西省商洛市に生まれました。 現在は北京に居住し活動を行っています。彼の作品はこれまで、写真センター(ジュネーブ)、上海当代美術博物館、上海写真センター、モスクワ現代美術館、広州美術館に展示されました。


カテゴリー5: 彫刻

Promotesh Das | バングラデシュ

b. 1980年バングラデシュ生まれ

Promotesh Das Pulakはバングラデシュ生まれ。 2004年にダッカ大学美術学部で美術学修士号を取得しました。 絵画を専攻していたPulakの彫刻は、多様な素材の使用が極めて重要な役割を果たしています。 彼はオーガニックな自然素材と戦闘用具の間にある二重性に興味を持っています。それは、純潔と美に対する裏切りを示しています。 彼の彫刻作品の多くは、通常は伝統工芸の素材として使われるショラの木で作った小さな花で組み立てた戦闘用具です。

国内外のいくつかの展覧会に出品しました。 2011年には第54回ベネツィアビエンナーレのバングラデシュパビリオンに出品。 また、2007年に奨学金形式のAminul Islam Trustも受けています。

Sareth Svay | カンボジア

b. 1972年カンボジア生まれ

Svay Sarethは1972年にバタンバンに生まれました。現在はシェムリアップに居住し活動を行っています。 彫刻、インスタレーション、デュレーショナルパフォーマンスの分野での活動に、金属や制服、カモフラージュ、動きなど、高い耐久性が求められる戦争関連の素材や過程を意図的に取り入れています。 彼の作品は、現在と過去の時点を行き来し、サバイバルと冒険の過程、力と無益性の概念を引き出します。 Svayは、論争の多い過去の政治をほのめかすオブジェクトやモニュメントを使用することで、「現代も危険な時代である」という考えに向き合っています。

Svayの個展は、「I, Svay Sareth, eat rubber sandals.」" (2015)、「Traffic Circle」(2012)など。いずれもSA SA BASSAC(カンボジア、プノンペン)で開催。 2015年のグループ展は、「Global Control and Censorship」 ZKM(ドイツ)、「After Utopia, Revisiting the Idea in Contemporary Art」シンガポール美術館(シンガポール)、「Gods, Heroes and Clowns: Performance and Narrative」ビクトリア国立美術館(オーストラリア、メルボルン)の南アジア&東南アジアアート、「Secret Archipelago」パレ ド トーキョー(パリ)など。 レジデンシー活動は、シンガポールの現代美術センター(2016年予定)、ニューヨークのロウアーマンハッタン文化評議会(2013)など。

Yang Mushi | 中国

b. 1989年中国生まれ

Yang Mushiは、2014年に北京の中央美術学院彫塑学部を卒業。 現在は上海と北京に居住し活動を行っています。 最近の作品では、木材、フォーム、金属、石、泥などの工業原料を使用しています。 作品はシャープに削られて、素材の特性を強調する彫刻の形に仕上げられます。それによって平凡な素材に過激な要素が加わります。

その堂々とした形の中に、暴力や危険、脆さが秘められています。 ここでは、東洋の瞑想儀式が芸術的実験に姿を変え、動き、体、時間、生命に対するYang Mushiの認識や理解を反映しています。